かつて二柱の神、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)により生み出されたという、国生みの物語が古事記に記されている神秘の島、淡路。太古より夫婦の絆を結ぶ伝説の存在する淡路島で、大切な人と一度は訪れてほしいスポットをご紹介します。
・伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)〜夫婦のふるさと
日本で最初の夫婦神“伊弉諾尊”と“伊弉冉尊”の二柱を祀る、日本最古の神社であり“夫婦のふるさと”でもある、淡路島随一のパワースポット。境内には二柱が宿る御神木として、夫婦円満・安産子授・縁結びなどの御利益があると信仰されている、樹齢約900年の夫婦大楠があります。また、毎月22日を夫婦の日と定め、「創生国生み夜神楽の舞」の上演と「夜間特別参拝ライトアップ」を開催。
・プロポーズ街道
南あわじ市にある、日本の夕陽百選にも名を連ねる名勝 慶野松原(けいのまつばら)。白砂青松と海、夕陽がロマンチックな散策へと導いてくれます。この地域は日本三大瓦の一つに数えられる淡路瓦の生産地としても有名で、その一画にあるのが“瓦(かわら)ぬ愛”を誓いあう場所「プロポーズ街道」。瓦道にはプロポーズや誓いの言葉を刻んだハート型の瓦が飾られ、散策しながらちょっぴり幸せ気分に浸れます。また、遊歩道には他にも様々な特産いぶし瓦の作品が居並び、松林に風情を添えています。
・ハートライトゲート 〜恋人の聖地シンボルモニュメント
神戸淡路鳴門自動車道の淡路島最北端に位置する淡路サービスエリアは、隣接の淡路ハイウェイオアシスを経由し、上り線と下り線を自由に行き来できます。展望台からは明石海峡大橋と対岸の山々を一望。夜間になると色鮮やかにライトアップされ、刻一刻と色彩を変える幻想的な姿を見ることができます。そんな淡路サービスエリアの上り線に、恋人の聖地シンボルモニュメント「ハートライトゲート」があります。2010年4月に淡路サービスエリアが“恋人の聖地”に選ばれた記念に建設。モニュメントは明石大橋と対岸の景色を切り取るゲートの形で、天井にあるハート形のくりぬきが光と影で床面にハートマークを描き出します。恋人達が光に包まれゴールインするのをイメージしてデザインされ、翌2011年1月に「ハートライトゲート」と命名。ロマンチックな雰囲気に浸れること請け合いです。